母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

【体験談】帝王切開当日(その4)術後に待ち受けていた想定外の痛み

こんにちは、ダラリーヌです。

 

無事我が子を出産した私。

手術当日の夜は個室にて完全看護で過ごします。

麻酔が切れないうちから悪露という産後に排出される血液などが出てくるので、看護師さんが定期的に来て産褥パッドを交換してくれます。それがお仕事なのでしょうがちょっと申し訳なかったです(^^;)

 

面会時間が終了して家族は帰っていきました。

私自身でやらなくてはならないことはないので暇と言えば暇になったのですが、ここからが帝王切開出産をした者の痛みとの戦いの始まりでした。

 

傷口はまだ大丈夫です。麻酔が効いていて特にまだ痛みはありません。問題は「子宮復古」の方でした。

 

子宮復古とは産後に子宮が徐々にもとの大きさに戻っていくことで、普通分娩の場合は諸々が順当に起こっていくので子宮の収縮もさほど痛くはないそうなのですが、帝王切開だとあまり自然な戻りがないらしく、点滴をして強制的に収縮させる必要があるそうです。

人工的に人体になにかを起こすものは、例えば陣痛誘発剤もそうですが、かなり痛みを伴うとか。

という訳で子宮収縮のため「後陣痛」を起こす点滴を始めてからはかなり痛かったです。傷口の方に効く痛み止めを点滴していたからか最初のうちはまだ悶えるほどの痛みではなく、親戚や友人に手当たり次第出産の報告をして気を紛らわせればやり過ごせました。しかし定期的に看護師さんがやってきて、子宮がどの位置にあるのか、収縮具合をお腹を押して確認するのがめちゃくちゃ痛かったです。

私の場合は収縮はちゃんと起こっていたのですが悪露があまり出ていないとのことで、子宮内に血が溜まらないようにマッサージされました。これがもうなんと表現していいのか分からないほどの激痛(TT)マッサージ自体はほんの数秒だったのですが、あれほど苦しい数秒を送ることは後にも先にもないような気がします(TT)

 

看護師さんが様子見にくるたび、痛みのチャートで今どの程度の痛みかを聞かれました。チャートは1から5まであり、1は「あまり痛みはない」、5が「我慢できない痛み」で、最初は麻酔が残っていたり痛み止めがあるのもあって「2くらいですかね~」などと余裕ぶっこいていたのですが、みるみる痛みが増幅してあっという間に5に。てっきり5まで行ったらすごくよく効く痛み止めをもらえるのかと期待していたのですが、看護師さんからは「そっか、でも一晩経ったらだいぶマシになるからね。頑張ろう!」という言葉の痛み止めをいただきました(TT)

 

この日は一晩中看護師さんがこまめに点滴や産褥パッドを交換に来てくれました。

「もし動けるようであれば膝を立てたり寝返りしておくと明日以降の歩行開始の時にかなり楽ですよ」と教えてもらっていたので、一晩中必死にもぞもぞ動きました。看護師さんは来るたびに「おっ、頑張って動いてますね~」と褒めてくれました(笑)

夜にはもうとっくに麻酔は切れていたので、手術で切った筋膜のものすごい筋肉痛のような痛みと子宮収縮の痛みでわずかに足を動かすだけでも相当な労力と何より気力を要したのですが、「ずっと動かないでいると傷口に臓器が癒着するらしい」というネットで仕入れた前知識があったのでそれに怯えてかなり頑張ってあっちを向いたりこっちを向いたりしました。

 

が、痛みはそれだけではありませんでした。

この記事のタイトルにある「想定外」とは、もちろん「思ってたより傷口や子宮の収縮が痛い」という意味もあるのですが、本当に考えもしていなかった痛みが他にもあったのです。

 

それは・・・腰痛。

 

人間、ずっと横になってはいられないものですね。

腰が痛すぎました。術後しばらくは仰向けになっていたのですが、他の痛みに追随するかのように腰がズキズキ痛み始めました。こればかりは看護師さんに訴えても「動いてないから仕方ないですね」としか言われず、ネットで必死に検索しましたが解決策は見つかりません。

頑張って動いて右を向いたり左を向いたりしてみたものの、まず切ったところの痛みでしっくりくる足のポジションが見つからず、ようやく収まりがいい体勢を見つけても腰の痛みは全く楽になりませんでした。腕を腰の下にまわして反らしてみようと思いましたが、片方の腕には点滴、もう片方には心電図をとる機械が指先につけられていてそれもできません。

まさか、手術とは直接関係ない痛みに一晩中悩まされるとは思ってもみませんでした・・・。

 

ダラリーヌ的「帝王切開に伴う痛み」ランキングは、

1.腰痛(どうしようもない)

2.子宮収縮(点滴が終わる頃には痛みも落ち着く)

3.傷口(痛み止めもあるしだんだん慣れてくる)

といった感じでした。腰痛、ノーマークでした。

 

 

ともあれ、無事に出産できて一安心な夜ではありました。