母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

【体験談】帝王切開 術後6日目 痛みを和らげる授乳姿勢&そして退院まで

こんにちは、ダラリーヌです。


昨日までの授乳で浅く咥えさせてしまったことにより乳首に傷が付き、授乳が苦痛になってしまいました。

しかし、6日目に助産師さんからもらったアドバイスで劇的に改善するのです・・・!


そのアドバイスとは、授乳時の抱き方を変えてみること。


通常は赤ちゃんのおへそと自分のおへそを合わせて抱く横抱きですが、それを続けてもいつも同じ箇所に圧力がかかってしまい傷がなかなか直らないと言われ、「フットボール抱き」を試してみたら?と助言してくれました。

フットボール抱きとは、授乳クッションを体の横に準備して、その上に赤ちゃんをまるでアメフト選手がボールを脇に抱えているかのように寝かせて抱くやり方です。これだと授乳中に赤ちゃんの顔が自分の方に向くのでアイコンタクトを取りながら飲ませることができますし、抱えている方と反対の手が自由になります。

我が家のポコちゃんは横抱きにすると鼻が乳房にピタッと付いてしまって息が苦しそうだったのですが、この抱き方だとそれも解消されました。更に横抱きよりも深く咥えさせるのが楽で、既に傷ついてしまった部位も避けることができて痛みがかなりマシになりました。

フットボール抱きはポコちゃんにとっても収まりが良かったようで、今までよりも沢山母乳を飲んでくれるようになりました!


さて、6日目には手術の傷口の留め具を外すというイベントがありました。

これも色々な体験談を読んで痛そうだなぁと怯えていたことの一つだったので、前日の回診時に先生から「明日留め具外しますからね〜」と言われてからずっと緊張していたのでした(^^;)

授乳室で隣になって仲良くなった人が私よりも数日前に留め具を外されていたのでどれくらい痛かったか聴 聞くと「大したことなかったですよ」とのこと。しかし私は痛み耐性が人よりかなり低いので、悶えるくらいを覚悟していました。


さて、いよいよ回診の時間です。

かなり緊張してベッドに横たわって待っていると、まず看護師さんがきて傷口を保護していたテープを剥がしてくれました。傷口の皮膚が引っ張られるし絶対痛い、もしかしたらその刺激で傷口開くかも・・・?!とビクビクしていたのですがいざ剥がされてみると、全然心配する必要はありませんでした。痛みが全く無かった訳ではないのですが、痛みといっても傷口がどうこうというものではなく、例えば腕に貼った粘着テープを剥がす時に一緒に毛が抜けて引っ張られて痛い、くらいのもので騒ぐほどではなかったです。

そして、そのあと先生がハサミとピンセットを足して2で割ったような長い器具で傷口の留め具を外していきます。留め具は大きなホチキスの針みたいなもので、15〜20個くらいはあったでしょうか?それを一つ一つ摘んで外していったのですが、これも全然痛くなかったです。多分、ピンセットで毛を抜く方が痛いくらいでした。時間もあっという間でした。


翌日の7日目にはフットボール抱きのおかげで授乳がだいぶ楽になって、お世話も少し余裕が出てきました。

入院中に仲良くなった2人が退院してしまい寂しくなったこと以外は特に問題なく過ごせました。


この入院は手術前日を入れて全10日間の予定で、術後8日目の健診で問題がなければ予定通り退院となっていました。

術後の経過は問題なかったですし、特に体調不良も感じていなかったので大丈夫だろうとは思っていましたが、実際に許可が出るまでは少しドキドキしたのを覚えています。先生から「明日退院で大丈夫ですよ!」と言ってもらえて、うちにポコちゃんを連れて帰れるのが嬉しかったです。


9日目の午後、主人が新しいチャイルドシートを乗せた車で迎えに来てくれました。

長かったような短かったような入院生活が終わり、いよいよ今日から初めての育児の開始です。自分に合った授乳の仕方も見つかって、オムツ替えも様になってきて、期待やワクワクで早く帰ってお世話をしたい!という気持ちでいっぱいでした。


この時はまだ、待ち受ける大きな壁に気付いていなかったのです・・・。

【体験談】帝王切開 術後5日目 謎の脇の下の痛みは副乳のせいだった

こんにちは、ダラリーヌです。


4日目の朝は胸の張りで目が覚めましたが、この日も同じように起きたら結構張っていました。そのまま、朝6時の授乳に向かいます。


授乳室ではまず最初に助産師さんに胸の状態をチェックしてもらうのですが、この日は「結構固くなってて吸いにくいかも知れないですね」と言われました。ポコちゃんのオムツを替えて、授乳前の体重を測りいざ授乳開始。すると確かに昨日に比べて吸い心地(?)が悪そうでした。それでも何分か咥えさせてみたのですが、体重を測ってもほとんど増えていません。つまりほとんど飲めていなかったのです。ミルクをあげながら助産師さんに相談すると、「授乳前にマッサージをするといいですよ」と教えてもらいました。


部屋に戻ってさっそく検索。様々なやり方がありましたが、基本はどれも「乳房をてのひらで支えて、全体を動かす」という感じでした。

まずは上に持ち上げて、次に左右に動かして…といった具合に、根元からほぐす感覚です。

次の授乳が始まる前にマッサージをしてから行ってみると朝より少しだけ咥えやすそうな様子だったので、効果があったのだと思います。


ちなみにこの日は昨日からの悩みである「乳首の痛み」は解決していませんでした。助産師さんが貸してくれたシリコンの乳頭保護カバーをつけてしのぎつつ、ひたすらリペアニプルを塗ってラップパックです。


そんななか、新たな痛みが出現しました(TT)


それは・・・脇の下の痛みです。


この痛みは実は初めてではありませんでした。かなり昔から、おそらく中学生の頃からたまに感じていた痛みだったのです。しかし思い返せばここ最近、確か妊娠してからはめっきり無くなっていたのでした。

今回もその痛みと全く同じで、右の脇の下に熱を持ったしこりがあり、それが腫れていて痛みがありました。しこりを軽く揉んでほぐしてみましたが、痛いだけで変化はありません。いつもなら3〜4日のうちにいつのまにか消えるのですが、今回の痛みはいつもより強いように思えて、気になったので助産師さんに相談してみました。

すると、しこりを触って一言。「副乳ですね」。

フクニュウ?初めて聞いた単語にハテナが浮かびます。

「みんなが皆持っているわけではないんですが、たまに副乳がある人がいるんですよ。あるからと言って何か悪いわけでもないですし、痛みは母乳の生産が軌道に乗れば落ち着くと思いますけど、痛いなら冷やしておきますか?」

といって、助産師さんは保冷剤を貸してくれました。また、あまりいじらないでくださいと言われ・・・朝から揉んでいたのは間違いだったようでした(^^;)


保冷剤を脇に挟みながら調べてみると、副乳とは元々胎児のころに7対ほどある乳腺という乳房の素が、本来1対を残して無くなっていく過程でまれに消えずに残ってしまうことからできるそうで、女性の5%の人が持っているそうです。結構確率低いですよね・・・逆子のまま帝王切開になる確率も低かったし、なんだかそういう珍しい事象ばかり引いている気がします(^^;)宝くじ買ったら当たりそうな気がしてきました(笑)


そして副乳は女性ホルモンの影響を受けやすいそうで、生理の時に腫れたり痛みが出るとか。

なんと私の中学生の頃からの痛みは副乳が原因だったのです!てっきり何かよくないものだと思っていたのですが、それ故に怖くて病院に行けず、でもそのまま何年たっても特に体に変調がなかったのでスルーしていました(笑)まさか副乳というものだったとは。最近腫れないなーと思っていたのは、妊娠して生理がなくなっていたからだったようです。


副乳は正しくは「多乳房炎」というらしいのですが、病気というわけではなく放っておいて問題ないそうです。 手術で切除することもできるようなのですが、あっても問題ないものなので美容整形扱いになるらしいです。生理の度に脇の下が痛むのは煩わしいのですが、それで死ぬわけでもないのでそのままにしておこうと思います。


このことを母に話したら、「叔母さんも副乳あるって言ってたよ」とのこと。どうやら副乳持ちの家系だったようです(^^;)


痛みの原因は判明しましたが、痛みを取る特効薬があるわけではありません。

しばらくは保冷剤を脇に挟む生活が続きました。

【体験談】帝王切開 術後4日目 胸が張って痛い!

こんにちは、ダラリーヌです。

 

ついに我が子ポコちゃんへの授乳を開始した3日目。

 

daraleene.hateblo.jp

 

昨日一日で十分に刺激されたのか、この日は胸が張って痛くて午前4時くらいに目が覚めました。恐らく昨日の授乳でポコちゃんにおっぱいを吸ってもらったことで体が「授乳開始ーー!!早急に母乳を製造せよ!!!」となったのだと思います。

早くも沢山分泌できるようになって、朝6時の授乳タイムにはミルクを足さなくても大丈夫なくらい飲んでくれました。

しかし、まだ体がペースを掴めていないので「とにかく母乳生産!!」モードになっていて、着替えのために上半身を全部脱ぐと母乳がポタポタと垂れていました(^^;)焦って片方を拭くも、その間にもう片方から垂れて濡れてしまっているのでそちらを拭いて、そうしている間に最初拭いた方がまた濡れているのでまた拭いて・・・と、しばらく上半身裸で延々と胸を拭いていました(笑)もし授乳パッドを付け忘れていたら、パジャマがめちゃくちゃ濡れていたと思います。(実際に、他の人で胸のところに丸いシミができている人がいました(^^;))

 

そしてこの日はまた体の回復を感じる出来事が。

昼頃には、横向きに寝ることができるようになったのです!これで腰痛がかなり緩和されました。3日目まではまだ仰向けにしか寝られなかったので日中にいくら体を動かしても夜にはまた腰痛になっていたのですが、寝られる体勢が増えるととても楽になりました。

また寝る時以外にも、暇な時間はベッド横のテレビを見るために仰向けで首だけぐいっと向けていたので首筋もおかしくなりそうだったのですが、それもかなり改善されました(笑)

 

しかし一難去ってまた一難。

夕方の授乳時に、乳首がとても痛くなってしまったのです。原因は浅く咥えさせてしまったこと。一度こうなると、授乳自体が結構苦痛になってしまいました。

助産師さんに相談すると、授乳後にピジョンの「リペアニプル」という保湿剤を塗ってラップをしておくとだいぶマシになると教えてくれました。授乳室に用意されていたのでありがたくお借りし、ラップパックを実行。すると夜には少し痛みがマシになっていたのですが、また授乳をしたときに咥えさせ方が浅くなってしまいぶり返しました・・・。ラップパックはあくまで応急処置で、原因である咥えさせ方を改善しないと解決しなさそうです。

一見大した傷ではないのですが、痛みはかなりのもの。授乳自体が本当に苦痛でした。術後の痛みに授乳の痛み・・・満身創痍でした(^^;)

 

そんな一日でしたが、ついに術後初めてシャワーの許可が出たので久しぶりに髪や体を洗えて気持ちはとてもリフレッシュできました!

術後の経過を見てシャワー開始と言われていたのですが、なかなかOKが出ないのでこちらから聞くと先生は「あれ?まだ許可出てなかった?もう浴びても大丈夫だよ」とのこと。どうやら忘れられていたようです・・・

点滴はまだ翌日もあるので、管は抜かずに点滴をする腕ごと大きなビニール手袋で防水して入りました。また傷口は上からテープが貼ってありカバーされているので、お湯をかけても石鹸でも沁みることはありませんでした。

シャワーの許可は出ましたが術前に履いた弾性ストッキングを脱いでいい許可はまだ出なかったので、せっかくきれいに洗ったのにまた同じストッキングを履かなければならなかったのは少し嫌でした(^^;)しかもめちゃくちゃきついので自分で履くのはかなり骨の折れる作業で、しかし何日も履いているストッキングを看護師さんに渡して手伝ってもらうのも気が引けたので自力でなんとか頑張りました。これのせいで次のシャワーを浴びるのが面倒だなと思ってしまうほどでした。

【体験談】帝王切開 術後3日目 授乳開始!

こんにちは、ダラリーヌです。

 

術後初めてのガス&便通が無事にあった術後2日目。

 

daraleene.hateblo.jp

 

3日目の朝にもしっかり便通がありました。

回診にきた先生はそれにびっくり!「え、昨日も今日も便通あったの?もう?」と言われドヤ顔気味の私(笑)

昨日はネットで調べた情報で「腸閉塞になってるかもしれない」と焦っていたのですが、どうやら術後2,3日で便通があるのはかなり順調な方だったようです。先生から「だいたい皆さん退院まで出ないことが多いので退院時に整腸剤を処方するんですが、ダラリーヌさんは大丈夫そうなんでそれなしにするね」と言われました。薬代の節約になりました(笑)

 

この日は朝から嬉しい出来事が!

昨日まではどこに行くにも点滴スタンドを支えにして歩行していたのですが、この日は朝起きてトイレに行ったときに無意識にスタンド無しで移動していたのです!トイレから出てきてベッド脇に鎮座するスタンドをみて「あれ?支えなしで歩いてる?」と気付きました。嬉しくなって無駄に廊下を歩いていたら、術後初日にお会いした別の産婦さんのご家族の方から「あら!随分よくなりましたね!」と声をかけてもらいました(笑)

もちろんまだ傷は痛みますし歩くスピードも亀の如しだったのですが、支えなしで歩けるようになったのはかなりの進歩です。

 

そしてこの日から赤ちゃんへの授乳が始まりました。最初は他のお母さんたちと一緒にどうやって授乳したらいいかなどの説明を受けながら実践します。

まずはおむつ替えから。出産前の母親学級で一通りの説明は受けていたものの、だいぶ時間も経っていましたしあまり覚えていなかったので助産師さんに助けてもらいながら替えていきます。

私の産院では様々なブランドのおむつが用意されていて、バイキング形式で自分の好きなものを取っていいようになっていました。その中から気に入ったものを産後に使い続けられるように配慮されていてとてもありがたかったです。全部試しましたが、留めやすさではパンパースが一番私に合っていました。おむつ替えは毎回の授乳の前にやりましょうと言われました。授乳後にやってしまうと、胃を圧迫して吐き戻してしまうことがあるからだそうです。

次はいよいよ授乳です。ベビーベッドに寝ている赤ちゃんをまず抱き上げるだけでおっかなびっくりです(^^;)もちろんまだ首も座っていないふにゃふにゃの赤ちゃん。慎重に首の後ろに手をまわしてゆっくり抱き上げます。目を開けていますがまだ見えていないとのことでした。

授乳のコツとして、赤ちゃんの口が大きく開いたときに咥えさせることと、咥えた時にくちびるがアヒルみたいになるように深く咥えさせることを教えてもらいました。浅いと後々乳首が切れてしまって痛くて授乳どころではなくなってしまうので気を付けなければいけないとのことでした。

しかし、こちらも初めてであれば赤ちゃんも初めてのこと。お互いに慣れておらずうまくいきません。どの角度で赤ちゃんを抱っこすればいいのかがわからず、しっかりと深く咥えてもらうことができませんでした。でもあまりトライしすぎると赤ちゃんが疲れてしまうそうなので、無理をせずそのあとは哺乳瓶でミルクをあげて初回の授乳は終了。難しかったですが、どうにか初乳をあげることはできたので一安心です。初乳には免疫が沢山含まれているとのことなのでこれで赤ちゃんが元気に育ってくれたらと思います。

私の産院では、授乳は朝6時から3時間置きにありました。チャイムが鳴ったら授乳室に行ってまずおむつ替えをして、そのあと赤ちゃんの授乳前の体重を記録します。そして授乳後にも体重を測ってどのくらい飲んだかを調べ、少ない場合はミルクを足しました。測った体重、与えたミルクの量、うんちの回数は全てベビーベッドに用意されていた用紙に記入することになっていました。

最後の授乳は21時。それ以降は助産師さんが預かってくれてミルクを3時間おきにあげてくれたので、私たち母親は夜間ぐっすり休むことができました。産後は母子同室の産院もあると思いますが、退院後夜通し寝ることなんてできなかった(8か月になった現在も一度もできてませんが・・・)ので、入院中くらいは別室で良かったと思います。

 

あとは夕方お見舞いに来てくれた主人とついに赤ちゃんの名前を決めました。

出産前からどうしようかね~と話してはいたのですが、我が家はお互いにいくつか候補を用意しておいて生まれて顔をみてから決めることにしていました。私の友人が占い師なので、赤ちゃんの生年月日と時間から名前候補との相性も占ってもらい、それも参考にしながら最終的に主人が考えた名前に決めました。ちなみにお互い4つずつ案を出していたのですが、主人の案はどれも占い的にいい名前で、私の案は全て相性が悪くお話になりませんでした(笑)なお、このブログでは今後娘をポコちゃんというあだ名で呼びたいと思います(^^)

 

3日目くらいから、ようやく日付が変わる前に眠りにつくことができるようになりました。

それまでは産後ハイ?というのか、22時に消灯後も眠気が襲ってこずいつの間にか0時を回っていたのですが、ようやくそれが落ち着いてきてスッと眠れるようになりました。

傷口は変わらず痛みがあるのですが、それに慣れてきたというのもあるかもしれません。