母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

逆子が発覚!出産までどうなったか?実体験

こんにちは、ダラリーヌです。
 
私は実は妊娠30週に逆子と言われました。
逆子とは、本来お腹のなかで赤ちゃんは頭が下になる体勢でいるのが普通なのですがそれが逆になってしまっている状態、つまり頭が上で足が下に来てしまっている状態のことをいいます。正確には「骨盤位」というそうです。
 
骨盤位には4種類あって、
 
・単殿位→赤ちゃんがV字の状態(足が伸びている)
・複殿位→赤ちゃんが体育座りをしている状態
・全殿位→赤ちゃんが膝立ちのような状態
・不全殿位→片足が単殿位のように上がって、もう片方が全殿位のように後ろに曲がっている状態
 
私はこのなかで複殿位の状態でした。
 
実際にはもう少し前から逆子になっていたのですが、その頃から30週までの間は何度も戻ったり逆子になったりを繰り返していました。
これは普通のことで、胎児が小さいと動くスペースが十分にあるのでしょっちゅう動き回って頭の位置が変わったり向きが変わったりするそうです。
週数が進んでだんだんと大きくなってくると自由に動くスペースがなくなってきて、だいたい27~8週(7~8か月)を過ぎたあたりから「逆子ですね」と言われるようです。私もそれより少し遅くはありましたがそんな感じでした。
 
しかし、その頃は「まだ全然戻る余裕はありますからね~」と先生に言われました。
「一応、この位に逆子だったら手続きとかもあるから帝王切開ってワードは出しますけど、実際赤ちゃんは最後のひと月とかでググッと成長するからまだ動けるし大丈夫ですよ。
このまま最後まで逆子なのは全体の5パーセントくらいだから安心してくださいね~」
 
30週の時の妊婦健診でこう言われました。
とっても素直な私は「へぇ~そうなんだーでもまだまだ焦る時期じゃないんだ~」と、特に気にしていませんでした。
 
8か月に入ってから妊婦健診は2週間ごとになっていたので、次の健診は32週。
エコーで見た結果、まだ逆子でした。
私が行っていた産院は結構規模が大きくて、常勤の先生が何人もいました。指定しない限り毎回違う先生にあたるので、この日の先生は初めてでしたが、この先生にも
「まあまだ32週だからね、心配しなくても大丈夫でしょう」
といわれました。
が、少し心配になった私はネットで検索。
すると、ネット上にあふれる体験談では30週を過ぎても逆子であることをめちゃくちゃ心配している人が多数ではありませんか・・・!「31週過ぎて治った人いますか?」みたいな質問を見つけたりして、私は遅ればせながらかなりビビり始めました。
「28週過ぎたあたりから逆子体操を始めました」という書き込みも多くみられたため、私もやってみようかなとやり方を検索しました。しかし、どのページにも最後には「必ず産婦人科医に確認してからにしましょう」との文言が。
私は今この瞬間からやっておいた方がいいのでは・・・と思いながらも、次の健診まで我慢しました。
 
そして迎えた34週目。
今回はエコーを見る前から逆子という確信がありました。だって、右の肋骨のすぐ下あたりに赤ちゃんの頭をずーっと感じていましたからね。(苦笑)
案の定逆子との診断。この日の先生も過去二回と違う人で、
「もう34週なんだねー・・・ちょっとこのまま何もしなくても戻るか分からないから、鍼灸を受けてみてください」
とシリアスな口調で言われました。
やばいやばいやばい、今までの「大丈夫だよ~」とは違う感じだ・・・とめちゃくちゃ焦った私。
「あの、さ、逆子体操とか、しといた方が良いんですかねっ!?」
と、しどろもどろに質問すると、こちらの緊張をほぐすようなトーンで
「逆子体操は昔当院でも力をいれて指導してたんだけどね~、あんまり意味ないんですよ。やってもやらなくても逆子が戻る率に影響なくてね。
それよりまだ時間もあるから、鍼灸をやって体を温めた方が効果的ですよ。
それから赤ちゃんの背骨が左側にあるから、お母さんは右を向いて寝るといいですよ」
と教えてくれました。
 
その日から、とりあえず効果が微妙だという逆子体操はおいておき寝る向きを気を付けること、お風呂でよく体をあっためること、そして鍼灸を受けることを始めました。
 
私は実は鍼灸を受けるのはこれが初めてではありませんでした。以前ぎっくり腰になったときに一度やってもらったことがありました。
ですので全く抵抗なく今回も受けたのですが、初めての方は「鍼を打つ」という響きに恐怖を覚えるかもしれませんのでお伝えしておきます。
全然怖くないですよ!
小学生の頃家庭科の実習で裁縫しませんでしたか?その時うっかり指に縫い針をさしてしまったことはありませんか?あれ、無いですかね?私は不器用なのでしょっちゅうあったんですが・・・とにかく、それより全然痛くないです。そもそも針の太さも違いますしね。
それからお灸ですが、こちらもそんなに熱くないです。「そんなに」と書いたのは、少しは熱いと感じるからです(^^;)でも火傷するほどではないですし、一瞬ですし、慣れてくると「これこれ!」と・・・ならなくもないです。(笑)
 
とにかく、鍼灸で逆子が治るなら!と結構足しげく通いました。
通いすぎて先生に顔を覚えられて、施術中に私生活の世間話をしてもらえるようになった程です。(笑)
出産まで10回くらい、通えるときは週2ペースで通ったと思います。
 
結論を言いますと、結局最後まで逆子が治らず帝王切開で出産しました。
35週(9か月の終わり)からは健診が週1回になっており、その時に予定帝王切開の手続き等の話があり、先生からは
「でも手術台の上での最後のエコーで逆子治ってることもありますからね。当院でも今年2人いたかな、それで帰宅した人」
と励まし?の言葉をかけてもらっていたのですが、私は3例目になることなく予定通りに38週で帝王切開となりました。
 
しかし、鍼灸は無駄にはなりませんでした。
鍼灸で逆子は治りませんでしたが、帝王切開の手術中・後に思わぬ効果があったのです!
それについては帝王切開の実体験の記事にて少し触れているので良かったらこちらもご覧ください。
 
 
 
というわけで、私の場合は逆子は治らなかったのですが、このことを通してひとつ学びました。
それは「結果を受け入れよう!最終的に無事出産できれば万事オッケー!」です。
 
私も最初に逆子と言われたとき、それから帝王切開の話をされたときにはそれなりにショックを受けました。
「みんな普通分娩で産むのに、私だけどうして・・・」とか、「私のせいで赤ちゃんを普通分娩で産んであげられない・・・」とか、自分を責めるようなことを考えました。
しかし、「これが原因で逆子になるんですよ」という明確が答えがないのに過去の自分の行動を悔やんでも何にもなりません。それよりも予定帝王切開となった現実をポジティブに受け止めよう!と思いました。
 
・予定帝王切開の方が遠方の両親や主人も都合をつけて出産に立ち会える!
・いつどこで陣痛が来るかおびえる必要がない!
(手術予定日前に陣痛がくる可能性もありましたけどね^^;)
・緊急帝王切開だと難しいけど、予定ならあらかじめ限度額認定証を用意しておけるから術後の手続きが省ける!
・心の準備ができる!
 
そもそも「普通」ってなんだろう?
別に、どんなお産もお産には変わりないし、母子共に健康であればそれが一番いいじゃない!
手術台に上がった私は心からそう思いました。
 
もしこれを読んでくださっている逆子の方がいたら、予定帝王切開も悪くないですよ!ということを伝えたいです。
実際の手術のことはまた別の記事にてレポートしたいと思います。