母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

育児書は読んでおくべきか否か?

こんにちは、ダラリーヌです。

 

出産までに準備するもの・ことは様々あります。

なかでも、ゆっくりと時間が取れる時にやっておいた方がいいと周りの人に言われたのは読書。

といってもお気に入りの小説を読むのではなく、「育児書」を読んでおくことです。

 

本屋さんの育児書コーナーには本当に色々な種類のものが並んでいます。

その中から自分にとってのお気に入りを選び出すだけでもかなり時間がかかりそうですが、選び抜いたものをゆっくり読みながら育児をする時間は産後にはありません。

今、0歳時を育児中の私が身を以て体験していますが、「ゆっくり落ち着いて本を読む」という時間がなかなかとれないのです。赤ちゃんが寝ない子であれば尚更。

(うちの娘もまさに寝ない子で、自分の時間を捻出するのが本当に大変・・・)

 

ですので、出産前に読んでおくのがいいという意見があります。

そうすることでこれから先の流れを何となく把握できて、赤ちゃんのいる生活のイメージが湧きやすいかもしれないですしね。

私の友人なんかは、自分にとってのベストな1冊を見つけるために図書館で何冊も育児書を借りて読み漁ったそうです。

本によって言っていることが違ったりしますからね。自分にとってしっくりくる本を探すという手もあると思います。

 

では、私はどうしたかというと。

 

はい、全く読んでおりません。産前には1冊も読みませんでした。

 

私、周りからはよく「真面目な人」と言われます。(面倒くさがりなのに真面目とはこれいかに…って感じですが)

真面目かどうかは分かりませんが、自分では頭が固いというか、こうだと言われたらそうだとしか考えないというか、柔軟性に欠けるというか…そんな性格だと自覚しています。

そんな私が育児書を読んだら、メリットももちろんあるとは思いますが、それよりも「その通りにならない」ことに焦りや不安を覚えてしまうと思ったのです。

 

 

我が家には猫が3匹いるのですが、その子たちを迎える時にペットショップのお姉さんに言われました。

「飼育本を参考程度に読むのはいいかもしれないけれど、たいていその通りにはならないですよ。

それで不安になるくらいだったら読まない方がいいかもしれません」

それで猫の飼育に関する本は買わずに、何かあったら動物病院に相談する形で今までやってきました。

 

 

赤ちゃんも同じだと思いました。

私のように頭が固いと、目の前の赤ちゃんの様子ではなく「育児書に書いてある通りではない」という事実に気を取られてしまって心配でオロオロするのが目に見えていました。

 

そう思って産前には読まなかったのに、いざ病院から帰ってきて娘がいる生活が始まってみると分からないことだらけで、ちゃんと育児書を読んでイメトレしておけばよかった!と後悔。

前述の友人に話すと「一冊でいいから読んで心の拠り所にした方がいいんじゃない?ていうか読んでないと思わなかった〜」と言われ焦り、更にネットで仕入れた「低月齢のうちから生活リズムをつけてあげないと夜泣きが酷くなる」という情報にも焦って、とりあえず赤ちゃんのねんねトレーニングに関する本を1冊購入しました。

その本には「〇ヶ月になったら授乳は△時間置きに一日●回にする」といったようなことが書かれていました。そうすることで赤ちゃんの生活リズムが整って夜長く寝るようになる、と。

真面目?な私はその日からその通りにしました。娘がおっぱい欲しさに泣いていても「まだ前回から1時間しか経ってないから」と一生懸命気を逸らさせて本のスケジュール通りに1日を過ごしました。

手伝いに来てくれていた母に「可哀想だし欲しがってるんだから時間気にせずあげれば・・・」と何度も言われたのですが、育児書通りにしなきゃ!と頑なでした。

(こうなると自分でも思っていたから前もって読まなかったのですが・・・)

 

しかし私がいくら育児書の通りの生活を心がけても、娘は全くその通りになりません。

本によればもうそろそろリズムができて、夜寝かしつけたら朝まで寝るはずなのに、娘は2時間おきに泣きました。

「どうしよう、本の通りにならない!」と私は焦り、泣く娘に「こんなに頑張ってるのになんで!」と言ってしまったこともありました・・・

(だからこうなると思ってたから・・・)

 

そんな日々が4か月目にさしかかった頃、それまで順調に増えていた体重が横ばいになってしまい、全然増えなくなったんです。

焦りに焦った私は産院に駆け込んで相談。すると助産師さんから「授乳回数を増やして様子を見ましょう」とアドバイスをもらいました。

その日から、それまで実践してきた「授乳間隔は○時間空ける」を速攻捨てて、1日に〇回授乳するという目安も捨てて、とにかくちょこちょこ授乳しました。

母乳だと回数を増やしてもすぐに体重に反映されないため、数か月様子を見ました。

 

そして今月体重計測にいくと、増え方はゆるやかではありましたが、ちゃんと増えていました!

 

 良かったー!と安心したのと同時に思ったのは、

「娘がおっぱい欲しいと泣いたらすぐにあげればよかった・・・(TT)」でした(苦笑)

頭が固すぎて「娘を育てる」というより「本の通りにする」ことが先にきてしまっていた数か月前の自分に教えてあげたいです・・・。

 

本に書いてある通りに育つ赤ちゃんももちろんいるとは思いますし、

育児書の内容を「まぁそういう事もあるよね~」と参考程度に捉える柔軟性があるママも沢山いると思います。

しかし私のように「こう書いてあるからこうしなきゃ!」となってしまうタイプの方は、本の通りにいかなかった時に感じるストレスや不安が半端ないです。

あまりに真に受けすぎてしまうのは自分にとっても赤ちゃんにとっても良いことだとはいえないですよね。

 

というわけで、予め育児書を読んでおいた方がいいか?という疑問に対する私の答えは「否」です。

いや、当初はそのつもりで読まなかったんですけど・・・それでいいんだと胸を張って言える自信が無かったせいでぶれてしまって、娘を振り回してしまいました。反省・・・

 

どうせ読むなら育児書よりも、「赤ちゃんがかかりやすい病気」とかに関する本の方がいいかなと思いました。

赤ちゃんがどう育っていくかは千差万別。「〇ヶ月の時にこうなる」というのは個人差がかなりあると思うので、成長過程に関しては目の前の赤ちゃんを見てあげればいいかなと。

ただ病気に関しては「こういう症状が出る」というのはみんなに当てはまることなので、その知識をあらかじめもっておくと安心だと感じました。