母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

妊娠とトキソプラズマと私

こんにちは、ダラリーヌです。

突然ですが「トキソプラズマ症」というものを聞いたことはありますか?

トキソプラズマ症とは、トキソプラズマという人間の細胞よりも小さな虫によって引き起こされるものです。

この虫は土の中や生肉、猫などの動物の体内や糞など様々な場所に潜んでいます。

細胞より小さい訳ですから、うっかりトキソプラズマ接触してしまうことがあるかもしれません。
しかし触れただけで感染!とはなりません。
トキソプラズマが口や目から体内に入って初めて感染します。

例えばガーデニングが趣味の方が、
土いじりをした手を充分に洗わないまま手で何かを食べたり。

生ハムやユッケなど非加熱の肉を食べたり。

猫のトイレ掃除をした後の手で目をこすってしまったり。

そんな感じで、手についたトキソプラズマに体内侵入のチャンスが生まれた時、感染します。

上記以外の状況でも、野菜の土が落ち切っていないまま食べたりしても感染することがあります。

ここまで紹介したルートでもお分かりいただけたかと思いますが、トキソプラズマ症には割と簡単に感染します。
しかし実は、感染したからといって大変な事態になるかというとそうでもありません。

免疫機能がちゃんと働いていれば、ほとんどの人には何も症状は出ないのです。
ごく稀に、風邪かな?くらいの症状が出る人もいるのですが、その程度です。

ですので、実際のところ全世界規模でみると3分の1の割合で人類は知らない間に感染しているそうです。
(日本人だと1〜2割くらいのようです。)
そして一度でも感染すると抗体ができるので、それ以降トキソプラズマが体内に入っても大丈夫です。

一見、あまり心配する必要がなさそうなトキソプラズマ症。

ですが、「妊娠中に」「初めて」感染するとなると話は別です。

トキソプラズマの抗体が無い女性が妊娠中に感染すると、妊娠の時期により程度は異なりますが胎児に影響を及ぼします。
具体的には、赤ちゃんが水頭症になってしまったり、知能や運動機能の発達が遅くなったり、最悪の場合死に至ることもあるそうです。

ですので、抗体が無い状態で妊娠した場合には生肉を食べないなど気をつける必要があります。


…という一連の情報を、私は全く知らなかったのです。

知った時にはドキッとしました。

何故なら、妊娠初期の我が家には
子猫が!2匹も!
いたのです…。(TT)

我が家の猫は完全室内猫なので、外からもらってくる可能性はありません。
ですが、もし母猫がトキソプラズマを持っていたら、うちの猫たちももらっていることになります。

母猫の感染の有無を確かめる術がなかったので、私にできることといえば「とにかく気をつける」ことのみでした。

トイレの世話をする時はマスクに手袋を着用し、終わったら即座に充分手を洗うことを徹底しました。


産院で風疹抗体価の検査と同時にトキソプラズマの検査もおこなったのですが、結果は陰性。
つまり、妊娠初期の時点ではトキソプラズマにかかっておらず無事とののと。
先生からは「ここ6ヶ月以内に感染したか」は調べられても、それ以前に既に感染していたかは分からない、つまり6ヶ月より前に感染していて抗体ができているか否かは分からないので気をつけるようにと言われました。


結果的には、私は出産までトキソプラズマ症にかかることなく過ごすことができました。
しかし、かかったらどうしようという不安が付きまとっていたのでそこそこストレスではありました。

後々調べたら、1000〜2000円程度の自費であらかじめ妊娠前に抗体があるのかを病院によっては検査できるとのことでした。

知っていれば妊活を始める時に検査したのに…

と後悔したので、もし猫を飼っている方(に限らずですが)、妊娠前から調べておくのも手かもしれません。