母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

婦人体温計に振り回されないで!

こんにちは、ダラリーヌです。


私が娘を妊娠したのは、結婚して1年半程経ってからでした。

主人の「まだしばらくは2人の生活を楽しみたいよ〜。色んなところに旅行したいし、美味しいもの食べに行ったりしたいし」という意見によりしばらく子作りをしなかったのですが、

私の友達に妊娠出産ラッシュが訪れ、しかもそれがみんな私より後に結婚した友達ばかりで何だか焦ってしまい、結婚1年後から子供について考え出しました。


まずは基礎体温を付けなきゃ、とネットで色々調べて少し高い婦人体温計を購入。

毎日の体温を記録でき、更にグラフで表示してくれるものでした。


ご存知だと思いますが、女性の体は高温期という生理前の体温の高い期間と、低温期という生理中の体温の低い期間があり、低温期から高温期になる間に排卵がありその前後数日が妊娠しやすい時期と言われています。

基礎体温を測ることで排卵がいつ起こるかを予測できるのです。


さっそく寝起きに体温を測り始めた私。

最初の数日は自分が自覚していた平熱より少し高めでした。

「なるほどこれが高温期だな」と思っていました。


しかしある朝、次の生理まではまだまだ日があるはずだったのに、急に体温が平熱以下にストンと落ちていました。

測り間違いかと思ってもう一度試しましたが同じ結果。

こんな日もあるか…?と気持ちを切り替えましたが、その次の日は少し上がったくらいで温度的には低温の域でした。


そのまた次の日は、高温期と呼べるくらいの体温で、


その翌日は低温。


結局、生理がくるまで私の基礎体温のグラフは乱高下しました。



おかしい。

そう思いました。


基礎体温  ガタガタ」とネットで調べると、目に飛び込んできたのは、

「無排卵の可能性」、そして「不妊の原因の一つ」という強烈なネガティヴ情報でした。


そこから、私は起きぬけに体温計を祈るような気持ちで咥えては、ピピッという電子音のあとにグラフの乱高下を見てがっかりし、その日一日を憂鬱に過ごすという毎日を3ヶ月程過ごしました。


あの頃の私は職場でもどんよりした空気を醸していたに違いありません。


そんな日々が4ヶ月目に差し掛かった頃、いい加減自分でも自分が鬱陶しくなり、

「えぇい、やめだやめだ!!」

と、体温を測るのをやめました。


朝からがっかりして主人に八つ当たりをしたり、メソメソするより、今日のランチは何にしようかとか、明るいことを考えて楽しい一日の始まりにしよう!

と、急に吹っ切れたのです。ある意味で開き直りでした。


「ものぐさな私がこの数ヶ月毎日ちゃんと継続して体温測れたんだ、オッケーオッケー!一歩前進!」


と、どこに向かって踏み出したのかは分からない一歩を褒め称えてネガティヴを払拭したのでした(笑)


そうしたら、その2ヶ月後、休日出勤で1人会社に居た時に突然、

「うっ…!」

とドラマのワンシーンのように吐き気をもよおし、検査薬を試したところ陽性だったのです。


その時に私はしみじみ思いました。

ああ、グラフの乱高下に振り回されていたなぁ、と。


乱高下していることが悪いプレッシャーになってしまっていたのだなぁ、と。



基礎体温を付けることが重要ではないと言いたいのではありません。

グラフがガタガタでも、きちんと整ったグラフになるよう生活を正すキッカケになりますし、きれいなグラフに越したことはないでしょう。


けれど、私のように振り回されてしまう方は、いっそ測ることを一度止めてみてもいいかもしれません。

体温の上がり下がりに一喜一憂して切羽詰まるよりは、きっと精神衛生上良いと思います。



私の場合はそうだった、という話なので、「へぇ、そういう事もあるんだ」くらいに読んで頂けたらと思います。