母親一年生による反面教師ブログ

0歳児育児中の管理人の後悔を公開してこれから妊娠したい方・出産を迎える方への反面教師になるブログ

【体験談】帝王切開 術後2日目 超ビビる!腸閉塞かもの恐怖

こんにちは、ダラリーヌです。

 

使い方を完全に勘違いして術後1日目の夜を痛み止めなしで過ごす羽目になった私。

 

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深夜は個人的に色々と修羅場状態でしたが、一転、この日は空腹で部屋の誰より先に目を覚まし、頑張ってベッドから起き上がって毎朝やるように言われていた血圧・体重測定を済ませました。

そしてトイレに行ってふと気になったのは・・・便通です。

毎朝の体重測定を記録する用紙には血圧、体温、体重の他に昨日の朝からの小水と排便の回数を記入する欄があるのですが、術後まだ一度も排便がありませんでした。それどころかガスも出ていません。看護師さんとの健康チェックのやりとりで毎回必ず「ガスは出ましたか?」と聞かれるのですが、これが少し気にかかっていました。

 

朝食までまだまだ時間があり暇なのでネットで調べることに。

すると「開腹手術後にあまり便通やガスが出ないと腸閉塞になってしまう」らしいことが発覚しました。はい、ここにあらたな恐怖の始まりです。

現在、便通どころかガスがでそうな兆候もありません。まずい・・・もしかしたら何か良くない状態になっているのかもしれない・・・あるいはもう既に腸閉塞を起こしているのかも?!だからガスも出ないのかも!?と、またしてもネガティブ思考炸裂です。

しかし出そうにないものを案じても仕方ありません。そもそも術後まだきっちり食事を摂れていないので出すものがないだけの可能性もあるし・・・と、不安をひとまず置いておき朝食をいただくことにしました。

昨日とは打って変わって、今朝はかなりの空腹を感じていたのでご飯がとても美味しかったです。3,4口しか食べられなかった昨夜の分を取り返す勢いで完食しました。食事がちゃんと摂れることのありがたみを実感しました。

そしてご飯をしっかり食べたら何だか便意を感じ、期待と不安を抱きながらトイレへ。帝王切開をした友人の体験談では最初の排便がかなりつらかったとのこと・・・それもそのはず、だって排便時お腹に力を入れますからね・・・。

きっと痛いだろうなと怯えながら座り、しばらく様子をみるもやはり何もでません。ガスも出ませんでした。溜まっているような感覚はあるものの、いきむこともできず、諦めて部屋に戻ることにしました。すると点滴を持ってきて待っていた看護師さんに「ずいぶん長いことどこに行っていたんですか?」と大声で心配されてしまい・・・他の人もベッドで点滴を受けているいるなかでトイレに籠城していたことを告白させられたのでした(^^;)

 

程なくして昼食の時間がきました。

朝ごはんをしっかり食べていたので、あんまりお腹すいてないなぁ・・・と思いながらも手を付けます。カレーと思って一口食べたらハヤシライスで、「いやいやハヤシライスの具に揚げたナスやじゃがいも?普通そのラインナップだったらカレーじゃん!」などと内心でツッコミを入れていた、その時!

腸がモコモコと動いて、なが~~~~いガスが出ました。念願のガスです!周りのベッドにも昼食中の他の人が当然いましたので、「あ、出そう」と思った時に何とか毛布などで身を包み、なるべく音が出ないよう配慮しました(笑)おかげで多分誰にも聞こえなかったと思います(笑)

その時の安堵感といったらなかったです。腸閉塞にはなっていなかったのですから!あーよかった!この感動を誰かに伝えたくて、しかし同じ部屋の人たちには言いづらかったので(聞かされる方も嫌でしょうし笑)、尿管カテーテルを抜かないでほしかったと伝えた友人にまたしてもLINEしました。

私「今、長めの放屁!とても幸せを感じています」

友「だから幸せのハードルおかしいことになってるって!」

 

そして午後にはなんと、なんと、排便もありました!

友人の話ではめちゃくちゃ痛いとのことでしたが、私はこれまたなんとなんと、痛みが全くなくスルッッと出ていきました。多分ですが、妊娠中から毎日食べていたきな粉ヨーグルトのおかげで腸内環境がすこぶる良かったからではないかと思っています。

 

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傷口は痛むけど、新たな恐怖も無事取り除かれて一安心!な2日目でした。

【体験談】帝王切開 術後1日目(その2)痛み止めの利用は計画的に。

こんにちは、ダラリーヌです。

 

帝王切開後初めての自力歩行に挑んでいる私。

 

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新生児室はナースステーションの隣だったので、部屋からはすぐでした。

すり足歩行で何とかたどり着き、看護師さんに娘を連れてきてもらいます。

看護師さんが抱っこしていた時は起きていたのに、私が受け取るとスッと寝てしまいました。可愛い。この子が昨日まで私のお腹の中にいたのか・・・と不思議な気持ちです。

 

そこで思わぬ再会がありました。鍼灸外来の先生が来てくれたのです!

産前に通いまくってちょっと仲良くなったからか、お見舞いに行くよと言ってくれていたのですが、冗談かと思ったら本当に来てくれました。

そこで先生に鍼灸のおかげで出血が少なくて済んだことと、今のところ傷口も想像していたよりは痛まないことのお礼を伝えました。何より、先生から「2週間前に帝王切開で出産した他の患者さん、鍼灸のおかげで傷の痛みはほとんどなくて経過も良好だって言ってましたよ」と言われたことが手術前の心の支えになっていたので、お礼が言えて良かったです。

まあ痛みに関しては昨夜の時点で痛みチャートの5(我慢できない痛み)とか言っちゃってたんですが、その時には「振り返ってみれば5も無かったかな~」くらいの感覚になっていたので、やっぱりお灸のおかげでだいぶマシだったんじゃないかと思います。はい。

 

で、娘&鍼灸の先生との再会後には大部屋に移動しました。そこでは前日私の前に帝王切開出産をした人と隣になり、お互い痛みに耐えながら頑張りましょうと励ましあいました。

 

そしてそこで看護師さんから「あ、そうそう。これからトイレに行くたびに、名前の書かれた袋がありますからそこに尿を溜めていってくださいね」との衝撃的指示が。どのくらい尿が出ているかで点滴の量が変わってくる?とか。しかし、今までそんなことをした経験などもちろん無いのでとても驚きました。「え、なんかきたない・・・」とか思ってしまいました(^^;)

その時ちょうどトイレに行きたいと感じていたので、術後初めての一人トイレに挑戦することになりました。看護師さんにどのようにすればいいのか教えてもらいながら、そして座ったり立ったりのたびに痛む内部の傷に耐えながら、何とか初回の自力トイレを完遂。すべての動作に時間がかかるのでギリギリまで我慢していたら間に合わないな・・・と思いました(^^;)ベッドに戻ってから「トイレ行くのだけでもしんどいからあんまり水分摂らないようにしよう・・・」と誓いました。が、点滴で水分補給されているのであんまり意味のない決意でした(笑)

 

夕方には主人がお見舞いにきてくれ、また頑張って歩いて新生児室に向かいました。そこで看護師さんが気を利かせて娘を連れてきてくれて、今度は主人に抱っこしてもらいました。正直自分が抱っこした時よりも感動して、めちゃくちゃ写真を撮りまくりました。この写真が今晩の私を救ってくれることになるとはこの時は露知らず・・・

 

その後は夕食の時間だったのですが、昼食同様胃が受け付けずほとんど残してしまいました。スパルタな主人が「あと一口!もう一口!」と横で熱くエールを送ってくれたのですが(笑)

面会時間が終了し主人が帰った後、何だか頭痛がしたので「今日は早めに寝よう」と思いました。頭痛自体は実は日中から少しあったのですが、夜になるにつれ酷くなってきたのです。「術後少しでも多く動けば動くほど回復が早くなる」というネットで仕入れた情報を真に受けて無理をしたのが良くなかったようです。消灯前のチェックに来た看護師さんに頭痛を訴えたところ「無理せず休みましょう」と言われてしまいました(^^;)

 

と、ここで緊急事態が発覚しました。なんと、術後からずっと繋がっていた痛み止めの点滴が空っぽになっていたのです!!!

この痛み止め、手のひらサイズくらいの容器の先端にボタンがついていて、カチャッと押し込めるようになっています。押すと痛み止めが出て、1回押したらその後15分くらいは過剰に入るのを防ぐため押せなくなります。・・・という説明を術後すぐされたのですが、麻酔でぼーっとしていたからかきちんと理解しておらず、私はてっきり「このボタンを押さなければ痛み止めが一切入らない」と思い込んでいたのです。しかし実際は「痛み止めは少量でずっと入っているけれど、それで間に合わないくらい痛みが出てきた時だけボタンを押せば一時的に痛み止めを多く投与できる」が正解で、知らずにかちゃかちゃ押しまくっていたせいで通常術後2日くらいまでは持つところ1日ですっからかんになってしまっていたのでした。

それを聞いた瞬間によぎる、昼間の鍼灸の先生との会話・・・。「想像していたより痛みがないで~す」じゃないよ自分。看護師さんが想像していたよりはるかに速いペースで痛み止め使いまくってただけだったよ。

新しい痛み止めの容器をもらえるのかと思ったら、看護師さんは点滴の管を外しただけで補充なしで行ってしまいました。もうこの時点で嫌な予感しかしなかったのですが、頭痛もあるのでとにかく寝てしまえと思い就寝。

しかし消灯時間もとうに過ぎた23時頃、頭痛など吹き飛ぶレベルで傷口が痛み出しました。はい、嫌な予感的中です。わずかに体内に残っていた痛み止めもついに切れたのでしょう、防具なしで攻撃を食らっている感覚でした。痛い。いえ、絶対に我慢できない痛みではなかったのですが、それゆえにこの程度でナースコールを押していいのか?また大部屋に移ったのもあり他の人を起こしてしまうのでは?と気兼ねして、ひたすら耐えて痛みを無視して眠ろうとしました。しかしそうして時間だけが過ぎていき・・・午前1時を回ったところでギブアップ。ナースコールを押して助けを求めました。

きてくれた看護師さんに「明日服用予定だった錠剤の痛み止めを一つ先に飲みましょう」と言われ、藁にすがる思いで飲みます。そして痛みが引くのを待ちますが一向に変わりません。そうなると持ち前のネガティブ思考がにょきっと顔を出して、「これは何か悪い兆候なのでは」とか「このまま痛みがずっと治まらないんだ」とか、「このまま夜が明けないかもしれない」とか、とにかくとても絶望的な気持ちになっていきました。思い返せばさすがにそれは大袈裟でそこまでの痛みではなかった気もしますが、とにかく術後で一番痛みを感じたのでした。

そんな時ふと、夕方撮った主人と娘の写真を思い出して夢中で見ました。「私はこれから主人と力を合わせてこの子を育てていくんだ、そういう未来があるんだ、だからこの夜が明けないなんてことはないんだ」と、どこぞの地球滅亡映画のヒロインかのような大袈裟なことを阿呆みたいに心の中で唱えながら、一人静かに涙を流しました。

ひとしきり泣いて、でも全然痛みが引かなかったので、あきらめてスマホをいじることにしました。そしてふと気付いたら、窓の外には朝日がさして、明けないかと思われた夜がとっくに明けていました。夜中にナースコールで来てくれた看護師さんが体温を測りに来てくれて「3時に巡回した時には寝てましたよ」。内服薬がばっちり効いて、ぐっすりと眠っていたようでした。ちゃんちゃん。

 

【体験談】帝王切開 術後1日目(その1)ただ歩くだけなのに難易度高すぎ!

こんにちは、ダラリーヌです。

 

無事に帝王切開にて出産したものの、腰痛という思わぬ痛みに一晩悩まされた私。

 

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眠れたようなそうでないような一晩が明け、待ちに待った朝がやってきました。

何を待っていたかというと、今朝からOKが出ていた水分摂取です!!

まずはOS-1からスタート。しかし、いざ飲もうとするも体があまり欲していません。それに加えて看護師さんから「一気に飲むと胃が痛くなるので少しずつにしましょう」と言われていたため、一晩中恋い焦がれた水分との再会はかなりドライなものとなりました(^^;)

 

その後10時ごろに先生が回診にみえました。

術後の経過は良好とのことで、お昼はお粥になるが今晩には普通の食事をとっても大丈夫だと言われました。お粥でもなんでも、おとといの21時から何も食べていなかったのでとても楽しみでした。

 

回診が終わり、看護師さんから「昼食に向けて態勢を整えておこう」と言われました。

ずっと横になったままだったので食事の際に頭を急に起こすとふらふらしてしまうため、少しずつ体を起こしていきました。電動ベッドの頭のところを少し上げ、その体勢で問題なければまた少し上げて・・・と、ちょっとずつ試していき10分くらいかけて上半身を起こした状態にしました。

そうこうしているうちにお昼ご飯が運ばれてきました。てっきりお粥のみかと思っていたのですが、お盆にはお粥というより軟飯とその他色々なおかずも一緒に載っていました。どれもとても美味しそうだったのですが、水分と同じでこちらもなかなか胃が受け付けず・・・お米を半膳ほど食べたところで「うえっ」とえずいてしまったのです。

その時それまであまり意識しないようにしていた腹部に、かみなりが落ちたかのような激痛が走りました。えずくという行為はどうやら結構腹筋を使うみたいです・・・。一回えずくだけでこの激痛、もし吐いてしまったら大変なことになるぞ・・・!!と頭の中はパニック状態。必死に吐き気を我慢しました。幸い一度のえずきで吐き気は収まりましたが、楽しみにしていた食事がほどんと取れなかったのでショックでした(TT)

 

昼ごはんが終わると、「新生児室の赤ちゃんに会いに行く」というミッションが告げられました。電動で上半身を起こして食事をするだけでへとへとになっていた私にはなかなか難易度の高いミッションです・・・そもそも立ち上がることができるのでしょうか?

しかし看護師さんは待ってはくれません(^^;)「じゃあまず上半身を完全に自力で起こしましょうね~」と言って、私が行動に移すのを待っています(^^;)やるしかありませんでした。

とりあえず途中まで電動ベッドを起こします。それによりかかった状態から完全に自力で起き上がるには重心を前に持ってこなければいけないのですが、それがなかなかできません。前かがみになるとそれだけで腹筋に負荷がかかって激痛が走るのです。というか、まず腹筋にどうやって力をいれたらいいのか分からなくて「え?え?どうやって起きるんだっけ?」と独り言をこぼしまくっていました。

「痛い痛い痛い~~!!」と言いながらもようやく体を起こすと、看護師さんが「じゃあ尿管カテーテルを抜きますね~」と次のステップを提示してきました。内心「いやいやちょっと待ってここまで頑張ったから一旦休憩・・・」と思いましたが看護師さんは手際よく作業していきます。

正直尿管カテーテルを抜かれるのはとても嫌でした。なぜかって?とても快適だったからです(笑)トイレに行かなくても済みましたし、尿意を感じませんでした。友達にそうLINEしたら「幸せのハードル下がりすぎでしょ」と笑われました(笑)

でも、いまだかつて経験したことのない痛みに苦しんでいる私としては、トイレのことを気にしないで済むのは本当にありがたかったのです。上半身を起こすだけでこれほどの激痛があるのに、トイレに行くという行為はとてもハードルが高すぎて無理に思えました。しかし、無情にもカテーテルはスッ・・・と抜けていきました(TT)

ちなみに、「カテーテルを抜くときも痛い」という体験談を読んでいたので、それも怖くて抜いてほしくないと思っていたのですが、またしてもゆっくり息を吐いている間になーんの痛みもなくあっという間に終わっていました。

 

その次は「立ち上がる」というまたしても高すぎるハードルが待っていました。

立つ前に、両足をベッドから降ろさなければ立ち上がれないわけですが、それがまた本当に痛くて無謀な挑戦に思われました。足を平行に動かすだけで腹筋に負荷がかかって激痛です。それでもなんとか少しずつ動かしてようやく降ろすと、今度はその足に体重を乗せて立ち上がらなければなりません。

普段何気なく行っている一つ一つの動作がこれほどまでに辛いとは・・・正直、この時まで帝王切開の本当の辛さを全く理解していませんでした。無事に出産できたことで全て終わったような気がしていましたが、とんでもない。とにかく早く自分を回復させなくては・・・。できるだけ早く回復して、育児に全力を注げるように体勢を整えなければなりません。それには目の前のタスクを一つひとつクリアしていくしかありませんでした。

立ち上がれたのであれば、次は「歩く」。歩いて新生児室まで行く。そして昨日一瞬しか会えなかった我が子を抱っこしたい。その一心で何とか自分の両足に体重を乗せ、ベッドから離れることに成功しました。自分を奮い立たせて、いざ亀よりも遅い足取りで頑張って歩き出します。

と、その前に看護師さんからアドバイスが。「普通に歩こうとするより、すり足の方がいいですよ」。なるほど確かに、一歩ごとに足を上げるよりもすり足の方が楽で、これならいけそうでした。

そしてついに十数時間ぶりに歩行を再開したのでした。

 

自分としてはもっとスタスタ歩けるつもりでした。そのために前日の夜一生懸命に寝返りをしたり膝を立ててみたりとベッドの上で動いていたのですから。しかし思ったよりも足が進まなくて、情けなさで途中看護師さんに「みなさんもっと歩けるものですか?」と聞くと、返事は意外にも私はかなり歩けている方だとのことでした。本当に無理な人は一歩も動けないそうです。

 

昨日の自分、頑張っておいてくれてありがとう。

 

 

【体験談】帝王切開当日(その4)術後に待ち受けていた想定外の痛み

こんにちは、ダラリーヌです。

 

無事我が子を出産した私。

手術当日の夜は個室にて完全看護で過ごします。

麻酔が切れないうちから悪露という産後に排出される血液などが出てくるので、看護師さんが定期的に来て産褥パッドを交換してくれます。それがお仕事なのでしょうがちょっと申し訳なかったです(^^;)

 

面会時間が終了して家族は帰っていきました。

私自身でやらなくてはならないことはないので暇と言えば暇になったのですが、ここからが帝王切開出産をした者の痛みとの戦いの始まりでした。

 

傷口はまだ大丈夫です。麻酔が効いていて特にまだ痛みはありません。問題は「子宮復古」の方でした。

 

子宮復古とは産後に子宮が徐々にもとの大きさに戻っていくことで、普通分娩の場合は諸々が順当に起こっていくので子宮の収縮もさほど痛くはないそうなのですが、帝王切開だとあまり自然な戻りがないらしく、点滴をして強制的に収縮させる必要があるそうです。

人工的に人体になにかを起こすものは、例えば陣痛誘発剤もそうですが、かなり痛みを伴うとか。

という訳で子宮収縮のため「後陣痛」を起こす点滴を始めてからはかなり痛かったです。傷口の方に効く痛み止めを点滴していたからか最初のうちはまだ悶えるほどの痛みではなく、親戚や友人に手当たり次第出産の報告をして気を紛らわせればやり過ごせました。しかし定期的に看護師さんがやってきて、子宮がどの位置にあるのか、収縮具合をお腹を押して確認するのがめちゃくちゃ痛かったです。

私の場合は収縮はちゃんと起こっていたのですが悪露があまり出ていないとのことで、子宮内に血が溜まらないようにマッサージされました。これがもうなんと表現していいのか分からないほどの激痛(TT)マッサージ自体はほんの数秒だったのですが、あれほど苦しい数秒を送ることは後にも先にもないような気がします(TT)

 

看護師さんが様子見にくるたび、痛みのチャートで今どの程度の痛みかを聞かれました。チャートは1から5まであり、1は「あまり痛みはない」、5が「我慢できない痛み」で、最初は麻酔が残っていたり痛み止めがあるのもあって「2くらいですかね~」などと余裕ぶっこいていたのですが、みるみる痛みが増幅してあっという間に5に。てっきり5まで行ったらすごくよく効く痛み止めをもらえるのかと期待していたのですが、看護師さんからは「そっか、でも一晩経ったらだいぶマシになるからね。頑張ろう!」という言葉の痛み止めをいただきました(TT)

 

この日は一晩中看護師さんがこまめに点滴や産褥パッドを交換に来てくれました。

「もし動けるようであれば膝を立てたり寝返りしておくと明日以降の歩行開始の時にかなり楽ですよ」と教えてもらっていたので、一晩中必死にもぞもぞ動きました。看護師さんは来るたびに「おっ、頑張って動いてますね~」と褒めてくれました(笑)

夜にはもうとっくに麻酔は切れていたので、手術で切った筋膜のものすごい筋肉痛のような痛みと子宮収縮の痛みでわずかに足を動かすだけでも相当な労力と何より気力を要したのですが、「ずっと動かないでいると傷口に臓器が癒着するらしい」というネットで仕入れた前知識があったのでそれに怯えてかなり頑張ってあっちを向いたりこっちを向いたりしました。

 

が、痛みはそれだけではありませんでした。

この記事のタイトルにある「想定外」とは、もちろん「思ってたより傷口や子宮の収縮が痛い」という意味もあるのですが、本当に考えもしていなかった痛みが他にもあったのです。

 

それは・・・腰痛。

 

人間、ずっと横になってはいられないものですね。

腰が痛すぎました。術後しばらくは仰向けになっていたのですが、他の痛みに追随するかのように腰がズキズキ痛み始めました。こればかりは看護師さんに訴えても「動いてないから仕方ないですね」としか言われず、ネットで必死に検索しましたが解決策は見つかりません。

頑張って動いて右を向いたり左を向いたりしてみたものの、まず切ったところの痛みでしっくりくる足のポジションが見つからず、ようやく収まりがいい体勢を見つけても腰の痛みは全く楽になりませんでした。腕を腰の下にまわして反らしてみようと思いましたが、片方の腕には点滴、もう片方には心電図をとる機械が指先につけられていてそれもできません。

まさか、手術とは直接関係ない痛みに一晩中悩まされるとは思ってもみませんでした・・・。

 

ダラリーヌ的「帝王切開に伴う痛み」ランキングは、

1.腰痛(どうしようもない)

2.子宮収縮(点滴が終わる頃には痛みも落ち着く)

3.傷口(痛み止めもあるしだんだん慣れてくる)

といった感じでした。腰痛、ノーマークでした。

 

 

ともあれ、無事に出産できて一安心な夜ではありました。